FRENZ 2024から早2週間が経ったわけですが、まだ夢と現実の境にいるかのようです。
会場での飲食を含めてほとんどの制約を感染症流行での休止前に戻し、一部については時代に合わせて進化させ、初めて参加した方達にもFRENZの体験がどのようなことなのか本当に伝えたかった形で感じていただくことができたかと思います。
15周年を経て16年目に入ったFRENZはスタンスや考え方を大きく変えずも少しずつ調整をして確立されてきたものです。共同主催制もそうで、作品の上映順は私が独善的につくる中で他のことを考えない時間を取れ真摯に向き合うことができました。
伝統と革新と言いたいところではありますが、顧みるとFRENZは常に瞬間瞬間の判断を大切に見極めてきただけで、それが積み重なってきたのだと考えます。
「あの場をもう一度感じたい」と思って頂くことが最大の賛辞である。
伝統があるから革新を考え、革新してきたものが伝統になる。我らが考えるべきは、今だ。
またあの場所で、15回目のFRENZで、お目にかかりましょう。